2008年05月07日

ピロリ菌がガン誘発をマウス実験で証明

胃がんの原因とされる「ヘリコバクター・ピロリ菌」が作り出す『CagA』と呼ばれるタンパク質によって、がんが発症することを北海道大学の畠山昌則分子腫瘍学教授の研究チームがマウス実験で証明し、全米科学アカデミー紀要(電子版)に8日発表されました。
ピロリ菌が直接、生物の体内でがんを引き起こす事を証明したのは初の快挙だそうです。

畠山教授の研究チームは、全身の細胞で『CagA』を作るよう、受精卵の段階で遺伝子操作したマウスを222匹作り、うち2匹は約1,5年後に胃がん、4匹は小腸がんを発症しました。
さらに、17匹が白血病などの血液がんを発症し、『CagA』が胃がん以外のがんにも関係する可能性が浮かびました。

実験では、マウスの体内で『SHP−2』という酵素に関係した酵素が以上に活性化している事も判明しました。
1方、『CagA』と『SHP−2』が結合できないようにしたマウスは、がんを発症しませんでした。

畠山教授は、【ピロリ菌に感染した人全てが胃がんになるわけではないが、除菌の有効性を示唆する結果です。『SHP−2』を標的にした治療法の確立も求められる】と話しておられます。

毎日新聞 2008年1月8日より引用
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